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商品リサーチ・仕入れ

eBay Product Research(旧テラピーク)の使い方と限界|無料リサーチツールを最大活用する方法

eBay Product Research(旧テラピーク)の使い方と限界|無料リサーチツールを最大活用する方法

Product Research(旧テラピーク)とは|eBay公式の無料リサーチツール

Product Research(旧テラピーク)は、eBayが提供する公式のリサーチツールです。

以前は「Terapeak(テラピーク)」の名称で知られていましたが、現在はeBay Seller Hub内の「Product Research」に統合されています。

eBayアカウントを持っていれば、Seller Hubから無料でアクセスでき、過去の販売データをもとに商品の需要や価格帯を分析できます。

Product Researchを正しく使えば、仕入れ判断の精度を大幅に上げることが可能です。

一方で、Product ResearchはeBay上の販売データしか扱えないため、仕入先の在庫状況や複数チャネルの横断リサーチには対応していないという限界もあります。

この記事では、Product Researchの操作手順と5つの見るべき指標を解説したうえで、Product Researchの3つの限界と、その限界を補完する方法を紹介します。

この記事で身につくこと:

  • Product Researchの操作手順と基本画面の見方
  • リサーチ精度を上げる5つの重要指標
  • Product Researchの3つの限界と補完手段

「どこを見ればいいかわからない」Product Researchリサーチの課題

Product Researchの存在を知っているセラーは多いものの、実際に活用できているセラーは限られています。

よくある課題は次の3つです。

課題1:画面の情報量が多く、何を見るべきかわからない

Product Researchの検索結果画面には、販売数・平均価格・セルスルーレート・出品数など複数の指標が並んでいます。

どの数値を優先して見るべきかがわからないまま、なんとなく眺めるだけで終わってしまうケースが少なくありません。

課題2:データの読み方がわからず仕入れ判断に活かせない

「平均販売価格が$50」という数値を見ても、それが自分の仕入れ判断にとって良いのか悪いのかを判断できなければ、リサーチの意味がありません。

数値を「見る」ことと「読み解いて判断する」ことの間には大きなギャップがあります。

課題3:Product Researchだけでリサーチが完結すると思っている

Product ResearchはeBay上の販売データに特化したツールです。

仕入先の在庫や価格まではカバーしていないため、Product Researchだけで仕入れ判断を完結させると、仕入先側の情報が抜け落ちるリスクがあります。


Product Researchで確認できるデータの範囲

Product Researchが提供するデータの範囲を正確に理解しておくことが、リサーチ精度を上げる第一歩です。

Product Researchで確認できること

データ 内容
過去の販売数 指定期間内に実際に売れた件数
平均販売価格 成約価格の平均値
セルスルーレート 出品数に対する成約率
現在の出品数 同一キーワードのアクティブ出品数
月別販売推移 最大12か月分のグラフ表示

Product Researchでは確認できないこと

確認できない項目 理由
仕入先の在庫状況 Product ResearchはeBayデータのみ対応
仕入先の価格変動 国内ECサイトの情報は含まれない
リアルタイムの市場変化 過去データの集計であり即時性はない
複数チャネルの横断比較 eBay以外のプラットフォームは対象外

Exponentialの累計131万件以上の販売データは、eBayだけでなく23チャネルの仕入先データを横断して蓄積しています。

※データはExponentialユーザーの匿名集計データです(個人・店舗の特定不可)

Product ResearchのデータとExponentialのデータを組み合わせることで、eBay側の需要分析と仕入先側の在庫分析を両方カバーできます。

リサーチの全体像を体系的に理解したい場合は、

を先に読んでおくと、Product Researchの位置づけがより明確になります。


Product Researchの操作手順|Seller Hubからのアクセス方法

Product Researchへのアクセスは、以下の手順で行います。

ステップ1:Seller Hubに移動する

eBayにログインした状態で、画面上部のメニューから「Seller Hub」に移動します。

Seller Hubが有効化されていない場合は、eBayの設定画面からSeller Hubをオンにしてください。

ステップ2:Researchタブを開く

Seller Hubの上部メニューにある「Research」タブをクリックします。

ステップ3:Terapeak Product Researchを選択する

Researchタブ内の「Terapeak Product Research」を選択すると、検索画面が表示されます。

ステップ4:キーワードと条件を設定して検索する

検索バーにリサーチしたい商品名やキーワードを入力し、以下の条件を設定します。

  • 期間:直近7日・30日・90日・365日から選択
  • カテゴリ:該当するeBayカテゴリを指定(絞り込むほど精度が上がる)
  • コンディション:New / Used / Not Specified
  • 出品形式:Auction / Buy It Now / All

キーワードは「カメラ」のような大分類ではなく、「Canon AE-1 35mm film camera」のように型番やスペックを含めると精度が大幅に上がります


Product Researchリサーチで見るべき5つの指標

Product Researchの検索結果画面に表示される指標のなかで、仕入れ判断に直結する重要な指標は以下の5つです。

指標1:Sell Through Rate(セルスルーレート)

セルスルーレートは、出品数に対して実際に売れた割合を示す指標です。

40%以上あれば需要が安定していると判断できます。

20%未満の場合は供給過多の可能性があるため、そのキーワードでの出品は慎重に判断してください。

セルスルーレート 判断の目安
60%以上 需要が供給を上回っている。仕入れ優先度が高い
40〜60% 安定した需要がある。参入検討に値する
20〜40% 競合が多い可能性あり。差別化が必要
20%未満 供給過多の可能性が高い。参入は慎重に

指標2:Average Sold Price(平均販売価格)

実際に成約した取引の平均価格です。

この数値と仕入れ原価・国際送料・eBay手数料を比較して、利益が確保できるかを計算します。

注意点として、平均値は極端に高い取引や安い取引に引っ張られる場合があります。

Product Researchの検索結果一覧で個別の成約価格を確認し、中央値を把握しておくとより正確な判断ができます。

指標3:Total Sold(総販売数)

指定期間内に売れた合計件数です。

市場全体の需要規模を把握するための指標として使います。

総販売数の判断目安(直近30日間):

  • 50件以上:需要が大きい市場。参入しやすいが競合も多い
  • 10〜50件:中規模の市場。差別化次第で利益を出しやすい
  • 10件未満:ニッチ市場。在庫回転が遅くなるリスクあり

指標4:Active Listings(現在の出品数)

同じキーワードで現在出品されている商品の件数です。

この数値をTotal Soldと比較することで、供給と需要のバランスを判断できます。

Active ListingsがTotal Sold(直近30日)の3倍以内であれば、供給過多ではないと判断する目安になります。

指標5:月別販売推移グラフ

Product Researchでは最大12か月分の販売推移をグラフで確認できます。

この機能を使うことで、以下の判断が可能になります。

  • 通年で安定して売れている商品か、季節商材かを見極める
  • 需要のピーク月を特定し、出品タイミングを最適化する
  • 直近の需要トレンドが上向きか下向きかを把握する

たとえば、クリスマス関連商品は10〜12月に需要が集中し、1月以降は急落する典型的な季節商材です。

通年で安定した販売推移を示す商品のほうが、在庫リスクが低く仕入れ判断がしやすい傾向があります。


Product Researchの3つの限界

Product Researchは優れたリサーチツールですが、カバーできない領域が3つあります。

この限界を理解していないと、リサーチの精度に盲点が生まれます。

限界1:仕入先の在庫確認ができない

Product ResearchはeBay上の販売データを分析するツールであり、仕入先側の情報はいっさい含まれていません。

Product Researchで「需要がある」と判断しても、仕入先に在庫がなければ出品できません。

また、仕入先の在庫が不安定な商品を出品すると、注文が入った時点で仕入先が欠品しているリスクが生じます。

仕入先の在庫状況を手動で確認するには、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどの国内ECサイトを1つずつ巡回する必要があり、商品数が増えるほど作業負荷が膨らみます。

限界2:仕入先を横断したリサーチができない

Product Researchで見つけた商品を仕入れるためには、複数の仕入先サイトを個別に検索して、価格と在庫を比較する必要があります。

この作業を手動で行うと、1商品あたり15〜30分の追加時間がかかります。

出品数が100品を超えると、仕入先の巡回だけで1日の作業時間の大半が消費されるケースも珍しくありません。

Product ResearchはeBayの需要分析には強いものの、仕入先側のリサーチは別途自力で行う必要があるという構造的な限界があります。

限界3:リアルタイムのデータではない

Product Researchのデータは過去の販売実績を集計したものです。

現在の市場で何が起きているか(競合の価格変更・新規参入・在庫切れなど)は、Product Researchの画面には反映されません。

たとえば、Product Researchで「過去30日のセルスルーレートが60%」と表示されていても、直近1週間で競合が急増して状況が変わっている可能性があります。

過去データを参考にしつつも、現在進行形の市場変化は別の手段で補完する必要がある点を意識してください。


Product Researchの限界を補完するリサーチ方法

Product Researchの3つの限界を補完するために、以下の方法を組み合わせることをおすすめします。

補完1:仕入先の在庫確認を仕組み化する

仕入先の在庫確認を手動で行う場合、以下の手順を定期的に実行します。

  1. Product Researchで需要を確認した商品リストを作成する
  2. 各仕入先サイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど)で在庫と価格を確認する
  3. 在庫が安定している仕入先を商品ごとに記録する

ただし、出品数が増えると手動での巡回は現実的ではなくなります。

Exponentialは23チャネルの仕入先データを横断して在庫状況を自動監視しているため、手動巡回の負荷を大幅に削減できます。

※チャネル数はExponentialの対応仕入先実績です

補完2:複数チャネルの横断リサーチ

Product ResearchでeBay側の需要を確認したら、仕入先側のデータも合わせて判断することで、リサーチの精度が飛躍的に向上します。

具体的には、以下の情報を仕入先ごとに比較します。

比較項目 確認のポイント
仕入れ価格 仕入先によって価格差がある。最安の仕入先を特定する
在庫の安定度 頻繁に欠品する仕入先は避け、在庫が安定している先を選ぶ
配送日数 国内配送の日数が長いと、eBayの発送期限に間に合わないリスクがある

Exponentialでは、仕入先の在庫安定度まで含めたデータを蓄積しています。

Product Researchの「eBay需要データ」とExponentialの「仕入先データ」を組み合わせることで、需要と供給の両面からリサーチを完結させることができます。

在庫管理の運用については

で詳しく解説しています。

補完3:リアルタイムの市場変化を把握する

Product Researchの過去データだけでは捉えきれない市場変化を把握するために、以下の方法を併用します。

eBay Sold Listingsの直近確認

eBayの検索結果で「Sold Items」フィルターを適用し、直近7日間の成約状況を確認します。

Product Researchの30日・90日データと比較することで、直近のトレンド変化を検知できます。

Exponentialのデータ活用

Exponentialは累計131万件以上の販売データをリアルタイムに蓄積しています。

※データはExponentialユーザーの匿名集計データです(個人・店舗の特定不可)

Product Researchの過去データでは把握できない、仕入先側の直近の価格変動や在庫変化も、Exponentialのデータから確認することが可能です。

売れ筋商品のリサーチ手法をさらに深掘りしたい場合は、

も参照してください。


Product Researchを最大活用するための実践チェックリスト

Product Researchを使ったリサーチを毎回の仕入れ判断に活かすために、以下のチェックリストを活用してください。

ステップ 確認項目 合格基準
Product Research検索 セルスルーレート 40%以上
Product Research検索 直近30日のTotal Sold 10件以上
Product Research検索 Active Listings ÷ Total Sold 3倍以内
Product Research検索 月別推移の季節変動 通年安定 or ピーク月を把握済み
利益計算 平均販売価格 − 全コスト 利益率20%以上
仕入先確認 仕入先の在庫有無 在庫ありを確認済み
仕入先確認 仕入先の在庫安定度 過去に欠品履歴がないこと

Product Researchでの需要確認(上4項目)と、仕入先側の確認(下2項目)の両方を満たした商品のみ仕入れるルールを徹底することで、不良在庫のリスクを大幅に減らせます。

Product Researchだけではカバーできない「仕入先確認」のステップを忘れずに組み込むことが、リサーチ精度を上げるポイントです。

売れ筋ランキングのデータも合わせて確認したい場合は、

が参考になります。


まとめ|Product Researchの活用と限界を理解してリサーチ精度を上げる

この記事では、Product Researchの操作手順・5つの重要指標・3つの限界を解説しました。

Product Research活用のポイント:

  • Seller Hub → Research → Terapeak Product Researchからアクセス
  • セルスルーレート40%以上を仕入れ判断の第一基準にする
  • 月別販売推移グラフで季節変動を必ず確認する
  • Active Listings ÷ Total Soldで供給バランスを判断する

Product ResearchはeBay公式の無料ツールとして、需要分析の基盤となる存在です。

しかし、Product Researchだけではリサーチは完結しません。

Product Researchの3つの限界:

  • 仕入先の在庫確認ができない
  • 仕入先を横断したリサーチができない
  • リアルタイムのデータではない

この限界を補完するために、仕入先の在庫確認を仕組み化し、複数チャネルのデータを横断的に活用する体制を整えることが重要です。

Exponentialは23チャネルの仕入先データと131万件以上の販売データを活用し、Product Researchではカバーできないリサーチ領域を補完します。

Starterプラン(¥0)で月間330品の出品と3,000品の在庫管理が利用できます。

Product Researchで需要を確認し、Exponentialで仕入先の在庫安定度まで確認する。

この2つを組み合わせることで、仕入れ判断の精度は格段に向上します。


参照リンク