Exponential
開発日記

【開発日記 #1】価格変動検知をなぜ数年も放置してしまったのか

【開発日記 #1】価格変動検知をなぜ数年も放置してしまったのか

要点: 2022年の構想から数年放置してしまった価格変動検知機能を、ようやく本番リリース。 683アカウントの稼働実績、累計134万件+の販売データ。

数年お待たせしたことが許せない

Exponentialの価格変動検知機能、ようやく本番モードをリリースしました。

正直に言います。この機能は数年前から構想にあったのに、ずっと出せなかった

2022年10月にExponentialをリニューアルしたとき、開発段階の5月には構想していました。

ユーザーさんからのご要望もいただいていました。

なのにコストと期限に間に合わず断念した。

当時メイン開発から外れていたこともあって、この機能を自分の手で完成させることができなかった。

ユーザーさんの期待に応えられなかったこと、自分自身の甘さ。この2つに腹を立てています。

数年もお待たせしてしまったことは、本当に申し訳ないと思っています。


価格変動に気づけないまま赤字で売れていく恐怖

価格変動検知がない世界で、セラーはどうやって仕入先の価格変動に気づいていたか。

答えは「たまたま」です。

たまたま商品ページを見ていたとき。eBayで売れたときに「あれ、利益が想定より少ないな」と気づいたとき。

つまり、気づけていなかった。

仕入先の価格が上がっていても、eBayの出品価格はそのまま。気づかないまま赤字で売れてしまう。

数百品ならまだ目視で確認できるかもしれない。でも数千品、数万品を運用しているセラーに「全商品の仕入先価格を毎日チェックしろ」なんて、物理的に無理です。


自分のアカウントでテスト中にやらかした話

正直に書きます。

以前テストをしていたとき、全然関係ない商品を激安価格に変更してしまって、eBay上で売れてしまったことがあります。

これは本当にまずかった。

自動化の怖さを身をもって体験しました。だからこそ、本番モードのリリースには慎重になりました。確認ダイアログを挟む、成功・失敗の件数を明示する、テストモードと本番モードを明確に分ける。このあたりは、自分がやらかしたからこそ設計に反映できた部分です。

失敗から学んだなんてきれいなことは言いません。やらかしたから怖くて慎重になった、それだけです。


告知なしで使いこなしているユーザーさんがいる

大きく告知はしていないのですが、データを見ると既にユーザーさんが使ってくださっています。

サポートへのチャットもなしに使いこなしているユーザーさんを見ると、「優秀な方なんだな」と素直に感じます。

また、価格変動検知のアンケートにご回答いただいたユーザーさんからのフィードバックは非常にありがたいです。開発の方向性を決める上で、ユーザーさんの声が一番の判断材料になっています。


まだまだ終わっていない

正直なところ、手動の価格変更UIはまだまだ改善の余地がある

フィルターの使い勝手、操作性、一覧の見やすさ。自分で触っていても「ここ許せないな」と思うポイントがいくつもあります。

手動UIの改善が終わったら、次は完全自動適用に取り組みます。毎時の在庫チェックも、小さな価格変動も、セラーが何もしなくても適用される世界を作ります。

さらにその先には、AIによるタイトル生成、ディスクリプション作成、Item Specificsの自動加工も控えています。

毎時売り切れも、小さな価格変動すらも自動で適用して、セラーの皆さんに快適な運用をお届けすることを誓います。

乞うご期待。

価格変動検知の本格稼働や自動アクション開放を含む春のアップデート全体像は

で確認できます。サポート側の取り組みとしては、AIチャット機能を作った経緯を書いた

もあります。


よくある質問

価格変動検知機能はテストモードと本番モードで何が違いますか?

テストモードは実際の価格変更を行わず動作確認に使い、本番モードは実際にeBayの出品価格を変更します。

本番モードには確認ダイアログの表示や成功・失敗件数の明示など、誤操作を防ぐ設計が組み込まれています。

価格変動検知機能がないと、仕入先の値上がりにどのタイミングで気づけますか?

仕入先の値上がりに気づけるのは「たまたま商品ページを確認したとき」や「eBayで売れて利益が減ったとき」がほとんどです。

数千・数万品を運用するセラーが全商品を毎日目視チェックするのは物理的に不可能なため、気づかないまま赤字で売れてしまうリスクがあります。

完全自動適用やAI機能はいつ頃リリースされる予定ですか?

まず手動価格変更UIの改善を進め、その後に完全自動適用の開発に取り組む予定です。

さらにその先には、AIによるタイトル生成・ディスクリプション作成・Item Specificsの自動加工も控えています。